休日にランチデートでハンバーグの美味しい洋食屋さんへ来ている。
Kさんはレギュラーサイズの和風おろしハンバーグセット、私はラージサイズのチーズハンバーグセットを注文した。
間もなくサラダが運ばれてきた。
シャキシャキしてみずみずしく美味しかった。
「このサラダ、美味しいですね!」なんて話していると
本日のメインデッシュが鉄板にのってやって来た。
目の前でジュ〜ジュ〜いっている!熱々だ!
「いただきまーす!」の前に、「チーズハンバーグ、ちょっと食べてみたい!」というKさんへおすそ分けをした。
「それでは、いただきます!」
(私)「このチーズハンバーグ、本当に美味しい!」
(私)「和風おろしハンバーグはどうですか?」
(Kさん)「美味しいですよ!食べてみます?」
(私)「ちょっとだけいただいても良いですか!」
(Kさん)「はい!どうぞ〜!」
と、フォークでひと口大のお肉を私の口元まで差し出した!
私は躊躇せずそのままパクッと咥えた!
そして静かに引き抜かれ、フォークだけが彼女の元へ戻って行った。
私だけが気付いているのだろうか…。
この“ナチュラル”で“無意識”なやり取りが
彼女との距離が確実に縮まったと実感する
間接のキッスだった事を。




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