私は今、Yさんをお迎えに車を走らせている。
お迎え先は、新宿歌舞伎町レディースホテル!
急いでも1時間は、かかってしまう。
Yさんは、本当に私の迎えを待っていてくれるのだろうか?
不安もあるが、希望もある!
YさんへLINEを送った。
「今、お迎えに向かっております!」
返信は、すぐには来ないのである。
夜の中央自動車道を都心へ向かって走っている。
今のところ渋滞はない!
この調子でいけば予定よりも早くたどり着けるはず!
しかし、Yさんからの返信は、まだなかった。
結局、返信がないまま首都高新宿出口をおり、Yさんが待つホテルの前に到着した。
私は、YさんにLINEを打った!
「ホテルの前に着きました!」
Yさんがホテルから出て来るのを待っている。
YさんからLINEがきた!
「どこですか?」
(私)「ホテルの前にいますよ!」
(Yさん)「ホテルを出ています。」
私は車からおり、ホテルの出入口周辺を“キョロキョロ”と見回してYさんを探した。
ホテル前は人通りが多くYさんをすぐに見つけることができなかった。
ホテルの出入口のすぐ隣に電柱がある。
その電柱の影にかくれるようにして黒縁のメガネをかけた女性がこちらを見ている。
Yさんかな?あんなに小柄だったかな〜?
とにかくそこへ近づいて行き、そして声をかけた。
(私)「Yさんですか?」
(Yさん)「はい。」
会えた!Yさんに会えた!
(私)「どうしたんですか?大丈夫ですか?」
(Yさん)「急に心細くなってしまって…。」
Yさん、こんなに小さかったかな〜?
Yさんが大きいリュックを背負っているからなのだろうか…。
(私)「車でお話ししますか?」
Yさんは、“コクリッ”とうなずいて私についてきた。
Yさんを車の助手席へ、私は運転席へ。
車内で話をしたいのだが、この場所に車を停めてはおけない。なにせ、人通りが多すぎる。
まずはここから車を移動させよう!
(私)「ここに車を停めておけないので、移動しますね。」
(Yさん)「ホテルの支払いは済ませてきました。ホテルには戻りません。」
えっ!まさか、これから山形へ帰るの?と、私は思ったが、明日、Yさんは美容院の予約をしている。そのために東京へきたのだから帰るはずはない…。
明日、私は仕事がある。今日は遅くなっても良いが、できるだけ会社の近くにいたい…。
ダメもとでYさんへ伝えた!
(私)「私のアパートへ行きますか?」
Yさんは、「行きます。」とハッキリ答えた。
その返事に今度は、私の方が不安になったのだ。
なんであっさりOKなのかな?
大丈夫かな?このままアパートへ行っても?
事件に巻き込まれないよね?
あーーーっ、もう考えるのはやめよう!
アパートでYさんと、ちゃんとお話をしようではないか!
私はYさんを車に乗せて、私のアパートへと今、もどり始めている…。
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